元気がない

生活を楽しむ

スーパーのバイト

わたしが夜の8時頃 レジで、同い年ぐらいのイケメンを接客していたときだった。なぜかリードを引きずったまま、飼い主不在で 色違いの毛の長いチワワが三匹 スーパーの中に放たれた。出口から三匹がいっせいに入店してきた。トコトコ歩いている。チワワはみんな嬉しそうに笑っている。わたしは犬を飼ったことがないけど、犬が笑っていることだけは昔からわかった。誰も三匹のチワワ犬がスーパー内を自由に歩いていることにあまり気づかない。子供たちがそれを見て笑っているぐらいだった。すると一匹がニコニコしながらイケメンの足元へ歩いてきた。わたしもニコニコした。けれどイケメンは真顔だった。マンガやドラマなら、ここでイケメンもニコニコして わたしと「なんで犬が、、?」「なんでですかね(笑)」「でもかわいいですね」「ですね~、犬はお好きですか?」などと会話が発展するところだ。でもイケメンは真顔だった。とにかく真顔だ。目が死んでいた。そのときわたしは、あぁこの人とは縁がないんだな。と思いながらお釣りを渡した。このイケメンはパックの紅茶を2つ買って帰った。どうせ彼女と二人で飲むのだろう。もうあのイケメンは来ないでほしい。(今日で接客二回目だった。)